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同じものは、ひとつとしてない。

  • 執筆者の写真: ZENBEE
    ZENBEE
  • 2 時間前
  • 読了時間: 2分

山を歩いていると、


同じ木は一本もありません。


似たような姿に見えても、

枝の伸び方も、

葉の色も、

風の受け方も少しずつ違います。


春の雨が多かった年。

夏の日差しが強かった年。


その積み重ねが、

一本一本の表情になっています。



自然は、

違うことを当たり前として受け入れているようです。



ニホンミツバチが集める蜂蜜も、

毎年少しずつ味わいが変わります。



花の咲く時期。

雨の量。

気温。

訪れる花の種類。



一年として同じ季節がないように、



蜂蜜もまた、

同じものにはなりません。


私たちは、

「いつも同じ」であることに安心を感じます。



同じ味。

同じ品質。

同じ使い心地。


それは日々の暮らしを支える大切な価値です。



一方で、


自然の世界では、


少し違うことが豊かさにつながることもあります。



今年だから生まれた香り。

この土地だから感じられる余韻。

その年だけの味わい。



そうした違いに出会えることも、


自然の楽しみのひとつです。


季節も同じです。

毎年桜は咲きます。



けれど、


「今年の桜」は一度しか見ることができません。


去年とも、

来年とも違う景色です。



だからこそ、


多くの人が足を止め、



空を見上げるのでしょう。


暮らしの中にも、

同じような時間があります。



家族と囲む食卓。

誰かと交わした何気ない会話。

夕暮れの帰り道。



どれも特別ではないようで、

振り返れば二度と戻らない時間です。



そのことに気づくと、

いつもの一日も少し違って見えてきます。




ZEN BEEでは、

毎年同じ味をつくろうとは考えていません。



その年の自然が育てたものを、

できるだけそのまま受け取りたいと思っています。



違いをなくすのではなく、


違いを味わう。




そんな楽しみ方があっても、


いいように思うのです。



同じ朝はなく、

同じ季節もありません。



だからこそ、


今日という一日は、

思っている以上に特別なのかもしれません。



自然は、毎年少しずつ違う。

その違いが、季節を豊かにしてくれる。

 
 
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