
朝の光は、毎日少し違う。
朝、カーテンを開けると、
部屋に光が差し込みます。
毎日のことなので、
あまり意識することはありません。
けれど、
よく見ると同じ朝はひとつもありません。
夏は少し早く明るくなり、
冬はゆっくりと一日が始まります。
晴れた日の光と、
薄曇りの日の光も、
部屋の表情を少し変えてくれます。
朝の光には、
不思議と気持ちを切り替える力があります。
窓を開けて空気を入れ替えるだけで、
昨日までの慌ただしさが少し遠くなることがあります。
特別なことをしたわけではありません。
それでも、
新しい一日が始まる準備が整ったような気持ちになります。
自然の中では、
朝は静かに始まります。
鳥が鳴き始め、
草木が光を受け、
花がゆっくりと開いていきます。
誰かが合図を出すわけではありません。
それぞれが、
それぞれの朝を迎えています。
ニホンミツバチも、
朝になると活動を始めます。
天気や気温を感じながら、
その日の花を探しに飛び立ちます。
毎日同じように見えても、
自然の中では、
その日だけの一日が始まっています。
忙しい朝ほど、
時計ばかり見てしまいます。
あと何分。
急がなくては。
そんな日もあります。
だからこそ、
ほんの少しだけ窓の外を見る時間があると、
朝の景色が違って見えることがあります。
空の色。
雲の形。
庭の木々。
どれも昨日と同じようで、
少しだけ違っています。
朝は、
一日をやり直せる時間なのかもしれません。
昨日うまくいかなかったことがあっても、
今日の朝は新しく訪れます。
自然は、
昨日を引きずることなく、
いつものように朝を迎えています。
その姿を見ると、
私たちも肩の力を少し抜いていいような気がしてきます。
今日の朝も、
明日になれば思い出になります。
だからこそ、
ほんの少しだけ立ち止まって、
朝の光を眺めてみる。
そんな始まりの日があっても、
いいのではないでしょうか。



